峡南

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下部温泉(山梨県身延町)

しもべおんせん景行天皇の御代、甲斐の国造(豪族)であった塩海足尼が国内を巡視していた際に発見した温泉自らの名から塩部という名としたのが由来となる(地名の由来)武田信玄の隠し湯とされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.116山梨県...
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輪鳴り地蔵(山梨県身延町)

わんなりじぞう武田信玄がある坂で休憩し、地蔵が現れる夢を見たので、近くの石に“地蔵尊”と書いて供養した後に今川勢が攻めた時、坂にある木々が武田軍に見え、異様な唸り声を上げたので撤退した(声の怪)唸り声が地蔵に懸けてある金の輪が鳴ったことから...
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方外院 瀬戸観音(山梨県身延町)

ほうがいん せとかんのん行基作の如意輪観音を本尊とし、各地を移転した後に慶長年間に現在地に移った仏像の台座に“本栖寺”あったため返還を要求され、文字を消そうとしたところ血が出てきたとされる(血の怪)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)...
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犬石(山梨県身延町)

いぬいし地頭の若狭之助(地方豪族)は愛犬を連れて狩りに出て、途中で休んだところで眠ってしまった突然犬がしきりに吠えて、膝に噛みついたため、若狭之助は犬の首を刎ねた犬の首は藪の中に飛び込んで大蛇に向かったので、若狭之助は太刀で大蛇を斬り殺した...
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▲高前寺 ウボ穴(山梨県市川三郷町)

こうぜんじ うぼあな高前寺本堂下にある竹藪にある洞穴で、必要数を紙に書いて穴に入れると、翌日に膳椀などを貸したこれらの食器類は龍宮から借りたものとして龍宮皿と呼んだ(椀貸伝説)ある時ある者が10人前を借りたが、1人分を壊し、もう1人分を紛失...
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高前寺 横取りの鐘(山梨県市川三郷町)

こうぜんじ よこどりのかね鰍沢の呉服商丸屋の主人(商人)が身延山に奉納するための鐘を造り、船で運んだ高前寺下の岩に船が座礁して鐘が沈んだが(沈鐘伝説)、唸り声を発した(喋る物)ため引き上げて高前寺に奉納した『日本の伝説10 甲州の伝説』(角...
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割石峠(山梨県市川三郷町)

わりいしとうげ武田信玄が駿河へ向かう途中、この峠で休憩して、太刀で周囲の木々を切って道を開いたこの時信玄の威光を怖れた巨石がひとりでに割れた(切断した石)ことから名が付いた(地名の由来)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.111山...
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四尾連湖(山梨県市川三郷町)

しびれこ湖の主は牛の怪物であったが、300年ほど昔、兄弟武士がそれを退治して自らもその場で斃れた(化け物退治)当時酷い旱魃であったが、退治の翌日から大雨が降ったことから、雨乞いの地とされた(雨乞い伝説)行列を作って兄弟武士の墓を詣でた後、湖...
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子安神社 箸檜(山梨県市川三郷町)

こやすじんじゃ はしひのき源頼朝が富士の巻き狩りをした際、この地で昼食を食べ、箸代わりに使った檜の枝を挿したところ根付いて成長した『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.111山梨県市川三郷町 山保
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浄身石(山梨県市川三郷町)

じょうしんせき木花咲耶姫命が富士山にいた頃、産後常に水で身を清めていたため、噴火の際にも母子とも無事であった富士山が噴火した時、木花咲耶姫命が四尾連湖に逃れてきたが、途中で産気付いた命はこの場所で出産し、この石に座って湧水で身を清めた(腰掛...