奈良宇陀

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神波多神社(奈良県山添村)

かみはたじんじゃある旅の僧が10日ほど滞在し、神社の壁に牛の絵(絵画)を残したその絵の牛が夜な夜な出てきて田を荒らすため、僧を探して、木と縄を描かせて外に出ないようにさせた(動く絵や像)その僧は狩野元信という絵師であったとされる『日本の伝説...
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大師の硯石(奈良県山添村)

だいしのすずりいし空海が杖で石の上を突くと、海水が湧いてきて、それを元に塩(食品食材)を取りだして村人に与えた(奇岩怪石)穴の中の海水は、伊勢湾の干満(潮汐)に合わせて増減するとされる塩を与えられたことから、このあたりの地名は大塩となった(...
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神野寺 天狗杉(奈良県山添村)

こうのじ てんぐすぎ天狗がこの杉の木で弟子と共に修行をするため、幹や枝の皮が剥がれてしまっている現在の木は2代目で、幹周り4m強、樹高20m、樹齢は250~300年とされる『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.73奈良県山添村 伏拝
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鍋倉渓(奈良県山添村)

なべくらけい神野山の天狗と伊賀青葉山の天狗が喧嘩をして、青葉山の天狗が大量の石を神野山に投げ込んだ(投げ石)神野山の天狗がそれを放置したところ、巨石だらけの渓谷(渓谷峡谷)が出来てしまった正直者が石の下の谷を覗くと、死んだ親(幽霊)の顔が見...
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藤助地蔵(奈良県奈良市)

とうすけじぞう藤助という猟師が鳥屋で獲物を待っていた時、見えない化け物に襲われて人事不省となった火縄の火が鳥屋に燃え広がり(火事)、藤助は黒仏となったので、村人は地蔵を建てて祀った『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.71奈良県奈良...
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園生姫の碑(奈良県奈良市)

そのおひめのひ笠置城が落ちた時、後醍醐天皇の愛妾(側室:女官)・園生姫が裸でこの地まで逃げ落ちた(落城伝説)姫は永住し、紅の原料となる烏梅生産のため梅の木を植林することに尽力し、月ヶ瀬梅林の始まりとなった(起源伝説)『日本の伝説13 奈良の...
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疱瘡地蔵(奈良県奈良市)

ほうそうじぞうこの地蔵に祈願すると疱瘡が治るとされた(悪瘡平癒)正長元年(1428年)に彫られた徳政碑文が残る(歴史的事件:一揆)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.71奈良県奈良市 柳生町
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一刀石(奈良県奈良市)

いっとうせき7m四方の巨石柳生石舟斎(剣豪)が天狗と剣術の稽古をしていた際、一刀のもとに天狗を切り捨てたところ、代わりに割れていたとされる(切断した石)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.70奈良県奈良市 興ヶ原町
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天乃石立神社 神戸岩(奈良県奈良市)

あまのいわたてじんじゃ かんべいわ手力男命(記紀神話の神)が天の岩戸を押し開いた時に投げ飛ばした巨石(投げ石)皇室で慶事があるごとに鳴動するとされる(変事の知らせ)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.70奈良県奈良市 興ヶ原町
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十兵衛杉(奈良県奈良市)

じゅうべえすぎ西国大名の動向を探るため柳生十兵衛(剣豪)が出立する時、先祖の墓所に植えた杉の木が生長したもの昭和48年(1973年)に2度にわたる落雷を受け、現在は立ち枯れた状態で立つ『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.69奈良県...