四万十足摺

四万十足摺

根笹(高知県土佐清水市)

ねざさ足摺七不思議の一つで、“寝笹”とも表記されるこのあたりに生える笹は、龍馬(龍)が食べるためこれ以上の高さを越えて伸びない『日本の伝説22 土佐の伝説』(角川書店)p.83日本伝承大鑑:高知県土佐清水市 足摺岬
四万十足摺

不増不減の手水鉢(高知県土佐清水市)

ふぞうふげんのちょうずばち足摺七不思議の一つ弟子の日円上人に先に補陀落渡海(入定)をされてしまった賀東上人(名僧)が、この岩の上に身を投げ出して泣いたその涙が不増不減の水となって残っている(名石:手水鉢)『日本の伝説22 土佐の伝説』(角川...
四万十足摺

ゆるぎ石(高知県土佐清水市)

ゆるぎいし足摺七不思議の一つ空海が金剛福寺建立の際に発見した巨石親孝行者(孝子)が揺らすと大石の上にある積み石が落ちるが、親不孝者が揺らしても落ちない『日本の伝説22 土佐の伝説』(角川書店)p.83日本伝承大鑑:高知県土佐清水市 足摺岬
四万十足摺

井森神社(高知県四万十市)

いもりじんじゃ土御門上皇の皇子の妃である千代鶴姫(妊婦)は、配流地の土佐へ赴く途中、山の中で産気付いて出産した大屋敷まで辿り着いたが、そこで8匹の狼に取り囲まれてしまった(子女受難)姫は手持ちの鏡で照らして狼を怯ませて逃げようとしたが、鏡を...
四万十足摺

五社神宮 京塚さま(高知県四万十市)

ごしゃじんぐう きょうづかさま京の長者の娘・お藤は土佐国の炭焼き又次郎と前世の契りがあると言われ、単身土佐国へ赴いた又次郎と出会ったお藤はその貧しさに驚き、持参の金で家財を買うよう頼んだが、又次郎は途中鴨に投げ付けて失ったお藤が金の大切さを...
四万十足摺

勝間神社(高知県四万十市)

かつまじんじゃ勝間兵部という侍(武人)の娘は非常に美人で、対岸に住む武士が嫁に所望したが、断られてしまった武士は力尽くで娘を奪おうと夜襲を仕掛け、勝間兵部は館を抜けて敗走した(落城伝説)途中タカキビ(もろこし:果菜)畑で転んだ勝間兵部は切り...
四万十足摺

化粧坂(高知県檮原町)

けしょうざか坂の向こうに水田があり、往来を通る者はそこに影を映して身なりを整えたとされる(地名の由来)かつてこの坂に3mあまりの巨人が水田に姿を映していたとの噂が流れ、通る者がいなくなった『日本の伝説22 土佐の伝説』(角川書店)p.68高...
四万十足摺

賀茂神社 八百比丘尼の塔(高知県須崎市)

かもじんじゃ やおびくにのとう人の顔をした魚(人魚)が網に掛かり、須崎の港に揚げられた魚は暫く放置されていたが、近所の女児がその魚に這い上がって、傷口の血を舐めた娘は年月が経っても容貌が変わらず、200歳を過ぎた頃に剃髪して行脚の旅に出た(...