おおのでら みがわりやきじぞう
- 名士の松山平左衛門の侍女であった小浪は、大野寺の地蔵を日頃から信心していた
- 松山の屋敷が放火で全焼した時(火事)、小浪が犯人として捕らえられ火あぶりの刑となった
- 小浪が炎に包まれようとした瞬間、その姿が地蔵となり、小浪は遠く離れた岩の上に現れた(身代わりの神仏:神仏霊験譚)
- 小浪はその後剃髪して仏門に入り、身代わりとなった地蔵は今でも少し焦げがある
『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.84
奈良県宇陀市 室生大野


『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.84
奈良県宇陀市 室生大野
