金の水（佐賀県鳥栖市）

きんのみず

• 老父の病気を治す薬草を探していた息子が、山中の池のほとりで疲れて眠ってしまった
• 夢の中で金色に輝く観音菩薩が現れ、この池の水は薬草と同じ効能があると告げた（夢告：神仏霊験譚）
• 目が覚めた息子は水を持ち帰り、老父はそれを飲んで回復、長寿を全うした（孝子）
• 池は消失したが、水源から汲み上げた湧水が現在も残る

『日本の伝説38　佐賀の伝説』（角川書店）p.14

佐賀県鳥栖市　立石町