中将姫

生駒葛城

石光寺(奈良県葛城市)

せっこうじ中将姫が曼荼羅を織る際、この地に染井戸を掘って糸(裁縫道具)を五色に染め上げた役行者が仏法の栄枯を測るため植えた桜の木に、中将姫が染めた糸を掛けたとされる糸掛け桜があるこれらの故事より通称“染寺(そめでら)”とされる『日本の伝説1...
生駒葛城

當麻寺(奈良県葛城市)

たいまでら極楽浄土へ行くことを望んだ中将姫が出家し、仏の姿を見たいと願った満願の日に長谷観音の化身である老尼が現れ、蓮の糸(裁縫道具)を集め、それで曼荼羅を織るよう命じた完成させた中将姫の許に阿弥陀如来と二十五菩薩が来迎し、その様子が練供養...
川越飯能

高済寺(埼玉県東松山市)

こうさいじある女人(中将姫とも)が蓮糸(裁縫道具)で織った曼荼羅が奉納されている女人は三日三晩かけて織ったが、その際に決してその様子を見てはいけないとして籠もった(見るなの禁止)禁を破って和尚が覗くと大蛇が機織をしており、女人の姿に戻ってか...
河内

中将姫所縁の石塔(大阪府東大阪市)

ちゅうじょうひめゆかりのせきとうこの地にあった渕側池(現存せず)に生える蓮から取った糸(裁縫道具)を使って、中将姫が当麻寺の曼荼羅を一夜にして織り上げたとされる池があった近くに供養のための石塔が建つ『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p...