仏像

峡北峡中

永泰寺(山梨県甲府市)

えいたいじ暴風雨で釈迦ヶ岳山頂にあった釈迦如来像(仏像)が流出した大きな亀がその像を背に乗せて川を泳ぎ渡って、安全な場所に置いた(神仏を守る)夢窓疎石が寺を建立して仏像を安置し(創建伝説)、亀を済度して大石に変じさせた(昭和41年に流失)『...
峡東

裂石(山梨県甲州市)

さけいしこの地で行基が修行をおこなっていると、霊雲が現れ、巨石が真っ二つに割れた(切断した石)割れ目から十一面観音が現れ、さらに萩の巨木が生えたので、行基がその木で観音像(仏像)を彫った『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.47山梨...
峡東

大善寺(山梨県甲州市)

だいぜんじ行基が見た夢に現れた(夢告)、葡萄(果菜)の房を持った薬師如来を仏像にして開いた(創建伝説:起源伝説)行基あるいは役行者が大蛇を退治した故事に倣って、藤切り祭り(祭礼)がおこなわれる(化け物退治)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角...
佐渡

濡れ仏(新潟県佐渡市)

ぬれぼとけ12体の仏像を乗せた船が沖で難破して、1体が海に落ちた夢枕にその仏が現れて(夢告)、多聞院に祀って欲しいと言ってので、寺に安置した狢が出て困るのでこの地に移動させたところ、害がなくなった『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p....
佐渡

弘樹寺(新潟県佐渡市)

こうじゅじ弘樹寺の僧侶は法論で日蓮に敗れてその場から逃げたが、その背中に日蓮の投げた筆が題目を書いた僧は背中の題目を削ったが、しゃくしのように凹んでも消えずに残ったこの僧は仏となり、今も寺の本尊(仏像)として祀られている『日本の伝説9 佐渡...
北摂

総持寺(大阪府茨木市)

そうじじ藤原高房(藤原氏)が任地へ赴く際、捕らえられた亀を助け、海に放った出港後、子が海に落ちた時に長谷観音へ祈願すると、助けた亀が子を背に乗せて救った(動物報恩譚)高房は観音像建立を思い立ち、唐の商人に香木を求めたが国外に持ち出せないため...
河内

久親恩寺 親乞薬師(大阪府枚方市)

くしんおんじ おやこいやくし楠木正儀の家臣・篠崎六左衛門(南北朝の武将)は、妻子を残して僧(樟葉道心)となって全国を行脚した8年後、郷里に立ち寄った道心は、妻の骨拾いをする2人の子と出会い、素性を隠して回向をおこなった(子女受難)その後、9...
河内

弥勒寺 舎利吹観音(大阪府四條畷市)

みろくじ しゃりふきかんのん武田団蔵という武士の娘は容姿端麗であったが、顔に瘡が出来て、医者の手では治らなかった先祖伝来の仏像に一心に祈ったところ、願いを聞き届けるとの夢告を受け、娘の顔は元に戻った(悪瘡平癒)仏像を見ると、顔一面に舎利が吹...
河内

千手寺(大阪府東大阪市)

せんじゅじ惟喬親王が起こした乱の際に、本尊の千手観音は自ら池に飛び込んで難を逃れた(仏の避難)その後池から怪光が発せられるため、在原業平が仏像を拾い上げ、寺院を再興した『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.92大阪府東大阪市 東石切町
河内

善光寺(大阪府八尾市)

ぜんこうじ難波の阿弥陀池で仏像を拾った本田善光(地方豪族)が信濃へ戻る途中一泊した地信濃善光寺建立の翌年、故地として寺院が建てられた(創建伝説)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.90大阪府八尾市 垣内