化け物退治

峡東

大善寺(山梨県甲州市)

だいぜんじ行基が見た夢に現れた(夢告)、葡萄(果菜)の房を持った薬師如来を仏像にして開いた(創建伝説:起源伝説)行基あるいは役行者が大蛇を退治した故事に倣って、藤切り祭り(祭礼)がおこなわれる(化け物退治)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角...
北摂

吉志部神社/釈迦ヶ池(大阪府吹田市)

きしべじんじゃ/しゃかがいけ釈迦ヶ池に大蛇が棲み着き人身御供を要求したため、吉志倭文という豪傑が吉志部神社に退治の願を掛けた7日目に池で馬を洗っていると、馬の足に小さい白蛇がまといついたため切り捨てた直後に池が赤く染まり、嵐が起こったが、そ...
河内

和田寺(大阪府枚方市)

わだでら惟喬親王が遊猟の折、一帯の人々を害する3本足の白雉を退治してこの地に葬った(化け物退治)あるいは遊猟の際に、3本足の白雉が渚の院に飛んできて死んだため、この地に葬った境内には「三足白雉霊」の石碑がある『日本の伝説8 大阪の伝説』(角...
河内

▲三谷保桑能の墓(大阪府河内長野市)

みたにほそのうのはか三谷保桑能(豪傑)は平家の落人の子で、弓の名手とされる自分の親を食い殺した怪猫を退治したり、山中で大蛇を退治したなどの伝説が残る(化け物退治:蛇骨は光瀧寺に保管されているらしい)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p...
大阪

野里住吉神社(大阪府大阪市西淀川区)

のざとすみよしじんじゃ狒々(猿)が村を荒らすため神意を問うと、毎年乙女を人身御供に差し出すようお告げがあった毎年正月16日に白羽の矢が立った家から乙女を出すことが続いた7年目にこの地に立ち寄った岩見重太郎が話を聞いて、狒々を退治した(化け物...
能登南

藤津比古神社(石川県七尾市)

ふじつひこじんじゃ祭神の藤津比古神が大蛇を退治したことから、祖神として祀られた(創建伝説:化け物退治)馬を釶打川に引きずり込もうとした河童が捕らえられ、血判の詫び証文(文書)をこの神社に納めて赦された『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角...
能登南

伊夜比咩神社(石川県七尾市)

いやひめじんじゃこの付近に猿鬼という鬼が暴れていたが、この神社のお告げにより時の天皇が左大将義直(廷臣)を下向させ退治した(化け物退治)猿鬼は頭に角が1本生えていたが、退治された後角が神社に奉納された(社宝)『日本の伝説12 加賀・能登の伝...
金沢

法船寺 義猫塚(石川県金沢市)

ほうせんじ ぎびょうづか本堂に巣食った大鼠を退治しようと、住職が子猫を飼いだした子猫は成長し、大鼠退治のために仲間を連れてくると夢枕に告げた(夢告)2匹の猫は大鼠と戦って勝ったがそのまま死んでしまい、墓地に埋葬された(動物報恩譚:化け物退治...
能登南

大地主神社(石川県七尾市)

おおとこぬしじんじゃ通称「山王神社・山王さん」かつて猿神に人身御供を差し出していたが、越後のシュケンという白狼が身代わりとなって退治した(化け物退治)猿神の後難を怖れた人々は3台の曳き山を奉納する祭礼(青柏祭)を始めた名物の餅菓子である“な...
能登南

奈豆美比咩神社(石川県志賀町)

なずみひめじんじゃ祭神は豊玉姫命で、3人の姫を連れてこの地に上陸、土賊を平らげたかつてこの地に大蜘蛛が毎年人身御供を要求したが、旅の侍(武人)の計略で酔わせて退治した(化け物退治)人身御供に使っていたとされる桶(桶樽)の蓋が残る『日本の伝説...