内房鬼泪山(千葉県富津市) きなだやま日本武尊が鬼(阿久留王)を退治した時、鬼が涙を流して謝ったことから名付けられた(化け物退治:地名の由来)62歳になるとこの山に捨てられる慣習があった(姨捨伝説)父親を籠に乗せて山に捨て、天秤棒を持って帰ろうとする息子に「天秤棒を持... 2025.04.27内房
北総長禅寺 血の池(千葉県旭市) ちょうぜんじ ちのいけ長禅寺に長年棲み着いた大鼠がいたが、寺で飼っていた猫とその兄弟猫と格闘して傷つき逃げた寺の内部を探って鼠の居所を確かめ、槍(武具)を突いて止めを刺した(化け物退治)血の付いた槍の先を境内の池で洗い流した長禅寺に棲む大鼠... 2025.04.26北総
中越雲洞庵(新潟県南魚沼市) うんとうあん年を経た大鼠が2匹雲洞庵に棲み着いて暴れ回り、ついには住職まで噛み殺すに至った檀家の者が屈強の猫2匹を使って鼠を退治したが、猫も一晩の戦いの傷で死んでしまった(動物報恩譚)葬列を襲った化け猫(火車)を住職の北高和尚(名僧)が殴り... 2025.04.22中越
下越大蔵神社(新潟県関川村) おおくらじんじゃ大里峠の大蛇から村を滅ぼそうとする秘密を聞いた琵琶法師・蔵の市は、命に替えて村人にそれを伝えた村人によって大蛇は退治されたが(化け物退治)、蔵の市は死んでしまった村人は琵琶(楽器)を御神体として蔵の市を祀り、また杖を挿したと... 2025.04.08下越
中越普光寺 毘沙門堂(新潟県南魚沼市) ふこうじ びしゃもんどう坂上田村麻呂が蝦夷征伐の途上、戦勝祈願に建てた古刹按摩(座頭)が、毘沙門堂の僧の身体を揉んで、その骨格からその正体が山猫であることを知って、事実を伝えて死んだ多くの村人が山狩りをしたが見つからなかったため、毘沙門堂で... 2025.04.03中越
上越猫又稲荷(新潟県上越市) ねこまたいなり正式名・土橋稲荷神社重倉山に怪獣が棲み着いたため、郡代が退治に行ったが、鉄砲も撥ね返すほどの身体であった中ノ俣の吉十郎という若者が単身で怪物を退治したが(化け物退治)、吉十郎も死んでしまった怪物の正体は化け猫であり(化け物)、... 2025.03.30上越
大分別府猫ヶ岩山(大分県別府市) ねこがいわやま交通の要衝にあった山だが、旅人を襲う化け物が現れて被害が大きくなった源為朝が怪物を退治したが、その正体は猫で、退治された後に岩となった(化け物退治:化身した石)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.29大分県別府市 南... 2025.03.19大分別府
日田竹田穴観音古墳(大分県日田市) あなかんのんこふん石室内に観音像を安置する古墳で、草壁春里という長者の屋敷跡とされるある時魔物(化け物)が長者一族を襲い、末娘だけを残して死に絶えた末娘は草野太郎経門(武人)に助けを求め、経門が魔物を退治すると、正体は春里が伐った大木(木本... 2025.03.18日田竹田
豊前国東鷹栖観音(大分県宇佐市) たかすかんのん観音に帰依した長者(炭焼き長者)が、尊像を刻もうと楠の木を用意したが果たせなかった今戸盛時という武人が、怪光を発するあやかしの噂を聞き、矢を射て退治した(化け物退治)怪光の正体は長者が残した楠であり、今戸は観音の霊験(神仏霊験... 2025.03.18豊前国東
臼杵佐伯暁嵐の滝(大分県佐伯市) ぎょうらんのたき相撲を挑んできた河童たちを六兵衛が知恵を使って倒し、最後に大将の腕を引っこ抜いて勝った腕を返してほしいと頼む河童に対して、六兵衛は石が腐るまで悪さをしないと誓わせたさらに河童たちに頼んで、滝の主であった鰻と蟹も退治させた(化... 2025.03.17臼杵佐伯