広島廿日市

滕池明神(広島県大竹市)

ちきりいけみょうじん九州からやって来た市杵島姫命(宗像三女神)が厳島へ向かう途中、この坂道を通りがかった子を背負い機織道具を持っており、あまりに重いため滕を池に投げ棄てた池はその後埋め立てられ、その上に祠が建てられた(創建伝説)『日本の伝説...
日田竹田

鏡坂(大分県日田市)

かがみざか景行天皇がこの地に至り、坂の上から日田の里を見て「鏡のようだ」と言ったことに由来する(地名の由来)鏡坂公園内に、事績を記した歌碑が建つ『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p115大分県日田市 上野
国頭

恥蔽の碑(沖縄県名護市)

はじうすいのひ隣村同士の男女が恋仲となって、村境の坂で逢瀬を重ねていたある時、男が来るのが遅いので、女が男の村へ行って様子を見ると、男が同じ村の娘と遊んでいた裏切られたと思った女は村境に戻って自害したが(嫉妬猜疑)、そこに遅れて男が到着した...
丹後

安寿姫塚(京都府舞鶴市)

あんじゅひめづか「山椒太夫」に登場する安寿姫が、逃亡する途中の坂(かつえ坂)で、疲れと飢えのために死んだ里の者が姫を哀れに思い墓を建て塚とした『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.113京都府舞鶴市 字下東
洛中

三年坂(京都市東山区)

さんねんざか大同3年(808年)に造られたので、その名が付いたこの坂で転ぶと3年以内に死ぬとの死の俗信がある転んでも死なないまじないとして瓢箪が売られていた(魔除け)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.22京都市東山区 清水2丁目