中信

二僧塚(長野県白馬村)

にそうづか西行が立ち寄った寺院の、東庵と西庵のいずれの庵主も辞世の句(和歌)を書き付けて亡くなっていた感銘した西行がこの二僧侶を懇ろに葬った塚とされる南隣に「西行の腰掛け岩」と呼ばれる巨石がある(腰掛け石)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川...
北信

十三塚(長野県須坂市)

じゅうさんづか須坂新町の飴屋の息子は家業を嫌って京に上り、公家に奉公してその家の姫君と恋仲になった逢瀬がばれた息子は郷里へ戻ったが、姫がその後を追って須坂に来た飴屋の家人は身分違いを怖れて会わせなかったため姫は自害、従者13名も後を追って自...
北信

虎が塚(長野県長野市)

とらがつか善光寺で尼となった虎御前の毛髪を埋めたとされる塚善光寺七塚の1つ『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.39長野県長野市 長野東町
東信

与惣塚(長野県立科町)

よそうづか木曽義仲の家臣であった今井兼平の長男の墓所病弱であったため武士を捨てたが、父らの戦死後、義仲の遺児を追ったが、途中のこの地で病で亡くなったという塚は中世の祭祀遺跡であるとされる『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.26長野県...
丹後

浦嶋児神社(京都府京丹後市)

うらしまこじんじゃ浦嶋子(浦島太郎)を祀る浦嶋子の亀を供養した塚(霊亀塚)の上に建つ『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.131日本伝承大鑑 京都府京丹後市 網野町浅茂川
丹後

安寿姫塚(京都府舞鶴市)

あんじゅひめづか「山椒太夫」に登場する安寿姫が、逃亡する途中の坂(かつえ坂)で、疲れと飢えのために死んだ里の者が姫を哀れに思い墓を建て塚とした『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.113京都府舞鶴市 字下東
洛中

班女塚(京都市下京区)

はんじょづか独り身の妹が亡くなったので、鳥辺野へ遺体を運んだが、なぜか家に残っていた(死者の怪)2度同じことが起こったため、妹の遺体はその家の下に葬ったその後気味が悪いので家人がいなくなり、塚だけが残った(『宇治拾遺物語』)この塚の前を未婚...
洛中

千本釈迦堂 おかめ塚(京都市上京区)

せんぼんしゃかどう おかめづか千本釈迦堂大報恩寺の境内にある塚大工の棟梁・長井高次が本堂(堂宇)造営の際に柱の1本を短く切りすぎたが、妻のおかめの内助の功で事なきを得た本堂完成前に亡くなった妻の供養のために塚を建てた『日本の伝説1 京都の伝...
洛外

上品蓮台寺 源頼光朝臣の塚(京都市北区)

じょうぼんれんだいじ みなもとのよりみつあそんのつか上品蓮台寺にある塚源頼光を悩ませた土蜘蛛の巣と言われる源頼光の墓であるとも言われる『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.38京都市北区 紫野十二坊町
洛外

将軍塚(京都市山科区)

しょうぐんづか平安京造設時に和気清麻呂の献策によって造られた塚土製の武人像に甲冑・武具を着けて埋める保元の乱、平治の乱など、国家の変事に鳴動する(予言の怪)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.11日本伝承大鑑 京都市山科区 厨子奥花...