東三河弁天渕の石祠(愛知県設楽町) べんてんぶちのいしぼこら長篠の戦いで敗走した望月右近太夫(戦国武将)の奥方は、夫の消息を尋ねて三河へ赴いたその途中で奥方は殺され、遺骸は川に投げ棄てられ、その右手(手足)だけがさらに下流に流されてきた(子女受難)腕が流れ着いた集落では凶事が... 2025.05.14東三河
東三河滝頭池(愛知県田原市) たきがしらいけ近くの村の寡婦が生活苦から他人の薪を盗んでしまったその噂が広まったため、寡婦は子供と共に池に身投げをした(子女受難)池の周辺では、その後“ホイホイ”と鳴きあう鳥が現れ、村人はホイホイ鳥(鳥類)と呼んで母子の生まれ変わりとした『... 2025.05.12東三河
海部知多桜姫塚(愛知県美浜町) さくらひめづか桜町大納言の娘・桜姫(姫君)は、家臣の青町と恋に落ちたため家を追い出され、侘び住まいとなるさらに青町が不治の病にかかったため、恋の水(湧水)を求めて一人尾張まで赴いた場所がわからず土地の者に尋ねたところ嘘をつかれ、あまりの落胆... 2025.05.12海部知多
海部知多恋の水神社(愛知県美浜町) こいのみずじんじゃ神のお告げで神水があることを知った允恭天皇が、藤原仲興(廷臣)に命じて探索させた尾張に赴いた仲興は湧水を見つけたが、誰もその名を知らないため“知らぬ沢”と名付けて和歌を詠んだ和歌の中に「君が恋しし水を汲むかな」とあったこと... 2025.05.10海部知多
外房女ヶ堰(千葉県睦沢町) おながせき川を堰き止めて溜池を造ろうとしたが堰が崩れるため、人柱を立てることにした朝一番に堤を通りがかった見知らぬ女を、青梅を持っておんぶされていた子供もろとも人柱として埋めた(子女受難)女を埋めた場所から梅の木が生えたが、その実は子供が齧... 2025.04.27外房
外房おせんころがし(千葉県勝浦市) おせんころがし強欲な領主が年貢率を上げたため領民がこれを襲い断崖に投げ落としたが、領主の娘が身代わりになっていた(孝子)領主の求愛を拒んだ娘に代わって父親を簀巻きにして断崖から投げ落としたが、娘がすり替わっていた(子女受難)継母が継子に断崖... 2025.04.27外房
北総片歯の梅(千葉県成田市) かたはのうめ龍角寺の1つで、坂田ヶ池の岸辺にある 坂田ヶ池のが切れて難儀していたところ、ある女がを立てることを提案して、自分が埋められてしまった 堤防にいつしかの木が育ったが、成った実はすべて歯形のような跡がついていた 人柱となった女が背負... 2025.04.25北総
東葛飾下総国分寺 三人地蔵(千葉県市川市) しもうさこくぶんじ さんにんじぞう大正2年(1913年)、遠足に来た小学生が、江戸川の渡し船の転覆事故(水難)で3人亡くなった(子女受難)それを供養するために造られた地蔵(里見公園より移設)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.23千... 2025.04.23東葛飾
東葛飾夜泣き石(千葉県市川市) よなきいし里見公園内にある石国府台合戦(戦国の戦い)で北条軍と戦った里見弘次(戦国武将)は討死し、その姫君が駆けつけた姫は戦場の光景を見て悲嘆にくれ、石にもたれかかって泣き続け、遂に亡くなった(子女受難)その後、石は夜になると泣き声を上げた... 2025.04.23東葛飾
上越親不知子不知(新潟県糸魚川市) おやしらずこしらず北陸道(街道)の難所として知られる断崖平頼盛(平氏)を追って、夫人がここを通った時に、2歳になる子を波にさらわれた(子女受難)夫人は嘆き悲しみ作った和歌が、地名の由来となった親も子も互いに顧みることなく渡らねば通れない難所... 2025.03.30上越