破談の俗信

前橋伊勢崎

化粧薬師(群馬県前橋市)

けしょうやくし田道将軍を追って攻めてきた蝦夷を撃退した大蛇が沼に棲み着き、人身御供を要求するようになった村人が薬師堂(堂宇)を建立すると、大蛇は心穏やかになって生贄を求めなくなった(あるいは人身御供となった娘の供養に堂宇を建立したとも)この...
桐生太田館林

常楽寺 やきもち地蔵(群馬県館林市)

じょうらくじ やきもちじぞう近くの深諦寺の日限地蔵を見初め、夜な夜なこの寺の地蔵が川沿いの土手を歩いた(動く絵や像:遊ぶ神仏)住職が柵を作ったがこれを破って出歩くため、さらに厳重に囲われて出られなくなった近くの橋を婚礼の列が渡ると不縁になる...
八尾河内長野

神立茶屋辻(大阪府八尾市)

こうだちちゃやつじ在原業平が大和より通って逢瀬を重ねた女・梅野が住んでいたとされる茶屋の跡(屋敷跡)梅野が飯を自分でよそうところを、屋敷の東窓から覗き見した業平は興醒めして逃げ去り、気付いた梅野は後を追ったが見失い、自害した(悲恋伝説)この...
木曽松本大町

加助夫婦惜別の岩(長野県松本市)

かすけふうふせきべつのいわ別名・縁切石貞享3年(1686年)多田加助(義民)の一族が入牢のため連行される途中、妻・お民と別れを惜しんだとされる石(名石)ここで妻との縁を切ったため、嫁入り行列はここを避けて通ったとされる(破談の俗信)またこの...
長野千曲飯山

相森神社(長野県須坂市)

あいのもりじんじゃ京の公家の姫君・乙姫が恋人を慕って須坂を訪ねて来たが、身分違いを理由に会うことが出来ず自害した自害に使った短刀(刀剣)が祟りをなすので、神社に合祀した(祟る物)嫁入りの行列はこの神社を避けて通ったとされる(破談の俗信)『日...
宇治長岡京

橋姫神社(京都府宇治市)

はしひめじんじゃ橋守の娘が、婚約者に「わかめが欲しい」とねだり、男が伊勢に赴くがそこで溺れ死ぬ娘は伊勢に男を捜しに行くと、男の霊が現れて歌を詠じたまた男の心変わりを恨んだ女が、貴船神社のお告げに従って宇治川で三七日間浸り、鬼女となって相手の...
京都市中心部

班女塚(京都府京都市下京区)

はんじょづか独り身の妹が亡くなったので、鳥辺野へ遺体を運んだが、なぜか家に残っていた(死者の怪)2度同じことが起こったため、妹の遺体はその家の下に葬ったその後気味が悪いので家人がいなくなり、塚だけが残った(『宇治拾遺物語』)この塚の前を未婚...
京都市中心部

一条戻橋(京都府京都市上京区)

いちじょうもどりばし渡辺綱が鬼女と遭遇し、その片腕を<鬼切丸(刀剣)>で斬り落とした浄蔵が父・三善清行の葬列にこの橋で出くわして、祈祷で甦らせた(橋の名の由来:元は土御門橋)安倍晴明が12体の鬼神をこの橋の下に隠したとされる(川底から石櫃が...