飛脚

室戸安芸

お産杉跡(高知県北川村)

おさんすぎあと野根街道沿いにある杉の巨木跡ある妊婦が通行中に陣痛が始まり、通りがかった飛脚が助けたが、日暮れとなったため狼が周囲に現れた飛脚は妊婦を木の上に担ぎ上げて狼の襲撃を防いでいたが、その最中に無事に赤子を産んだその後狼は“佐喜浜の鍛...
室戸安芸

鍛冶ヶ嬶供養碑(高知県室戸市)

かじがかかくようひ陣痛が始まった妊婦を飛脚が助けたが、日が暮れて狼に襲われそうになり、木の上に逃げて襲撃を防いだ狼は“佐喜浜の鍛治ヶ嬶”と呼ばれる狼を呼んできたが、飛脚が渾身の力で手傷を負わせて退散させた(千疋狼)翌朝飛脚は血の跡を追って佐...
生駒葛城

菅田神社 一夜松(奈良県大和郡山市)

すがたじんじゃ いちやまつ茶屋の娘・こまのに懸想されて追われた飛脚が、菅田神社に逃げ込んで松の大木の上に隠れたこまのは池の水面に映った飛脚を本物と思って飛び込み大蛇に変化した(変身譚)松は枯死したが、その樹皮が残されている『日本の伝説13 ...
磯城高市

嫁取り橋(奈良県天理市)

よめとりばし茶店の娘・こまのは、いつも前を通る飛脚に懸想し、ある夕暮れに無理矢理家に泊めた(愛着執心)夜になって言い寄られた飛脚は逃げ出し、こまのはそれを追って菅田神社近くの淵まで来た松の木の上に逃げた飛脚の姿が水に映ったため、こまのは淵に...
東三河

▲飛八様(愛知県東栄町)

とびはちさま?本郷トンネル手前・三ツ瀬口バス停から西へ入り、中在家集落最初の家の向かい、山の雑木林の中にあるこのあたりの領主であった伊藤丹波守お抱えの飛脚であった飛八を祀る祠この祠の周囲の木を伐ったり、木ぎれを持ち帰ると怪我や病気をするとさ...
村山

与次郎稲荷神社(山形県東根市)

よじろういなりじんじゃ秋田藩佐竹家に仕えた飛脚の与次郎の正体は狐であった与次郎は六田村を常宿として、そこの娘のお花と恋仲になった(異類婚姻譚)与次郎の存在を疎ましく思った者によって、鼠の天ぷらの罠を仕掛けられて、与次郎は死んだその後、与次郎...